トロントのR&Bシンガー、Daniel Caesar。彼が創ったこのアルバムには、H.E.R.との共同作であるグラミー賞う受賞曲「Best part」など、タイトで洗練されているのにどこかあたたかい曲たちが詰め込まれています。
教会出自の背景から宿る哲学とゴスペル
全体を通して恋愛について語っている…ように見えて、実はより内省的な内容であることが、最後のトラックでぼんやりわかってきます。
教会に育ち、またそこから抜け出した過去をもつDanielの、繊細でありかつ優しい空気が好きですね。
そこはかとなく全体を流れるゴスペルの流れにのり、彼の哲学が綺麗に表現されています。
2019年「CASE STUDY 01」発売とともに来日
去る2019年夏、突如予告なしに「CASE STUDY 01」をリリース。Pharrell WilliamsやBrandyなど豪華アーティストとコラボし、やや実験的ながらキャッチーな曲が並ぶアルバムです。
また同年のフジロックにも出演。台風並みの豪雨もバックミュージックに従え、しっとりとした歌声でレッドマーキーを包みました。
シズク
ライブは浮遊感があって気持ちよかったです。
入りの「CYANYDE」から、かたく張ったドラムの乾いた音がめちゃくちゃカッコよかった。
今後への期待(願望)
個人的にはもう少し実験的なものも見てみたいですね。
Animal collectiveみたいな無重力サウンドに乗せて都会的なテーマを歌ってほしい。
ただそのあとはまた本アルバムの流れで曲を作ってほしいですね。
一番彼の本質的な要素が現れている気がして、シズク的にツボです。
さいごに
残念ながらCDは販売してないので、よければAmazonやiTunesなどのデータ媒体で購入してくださいね。
またジュークボックスにシズクの好きな音楽たちを追加して、みなさんと共有したいと思います。それではまた!
コメント