先日、ベトナムのお菓子「バイン・ダウ・サイン(Bánh đậu xanh)」をいただきました。これは緑豆を原料にした甘いお菓子で、口の中でほろほろと崩れる食感と、どこか和菓子を思わせる優しい風味が特徴です。

実際に食べてみたところ、きな粉菓子のような味わいがあり、ほのかに油分を感じるリッチな口当たり。人によっては「ちょっと油っぽい」と感じるかもしれませんが、日本の和菓子に慣れ親しんだ方なら、どこか懐かしい味だと感じるのではないでしょうか。この記事では、バイン・ダウ・サインの魅力や製法、そして近年のベトナム情勢について詳しくご紹介します。
バイン・ダウ・サインとは?
バイン・ダウ・サインは、ベトナム北部のハイズオン省(Hải Dương)を代表する伝統菓子です。緑豆(ダウ・サイン)を原料とし、砂糖、油(ラードまたは植物油)と混ぜて固めたシンプルなお菓子。19世紀後半にはすでに作られており、ベトナムの王族にも献上された歴史を持っています。
このお菓子は、小さな立方体の形に成形され、金色の包みに包まれているのが特徴的。緑茶やハス茶(ロータスティー)と一緒に楽しむのが一般的な食べ方で、その甘さと香ばしさが、お茶の渋みと絶妙にマッチします。
また、ベトナムでは「バイン・ダウ・サインを食べるとお金がたまる」という縁起の良い言い伝えもあり、旧正月(テト)やお祝いの席で贈り物として選ばれることもあります。
バイン・ダウ・サインの製法
バイン・ダウ・サインはシンプルな材料で作られており、その製法にはちょっとした特徴があります。
材料
• 緑豆(皮なし)
• 砂糖
• 植物油またはラード
・その他バニラエッセンスなどのフレーバー
製造工程
1. 緑豆の下準備
緑豆を4〜6時間水に浸し、その後、蒸し器でやわらかく蒸します。皮がついている場合は、蒸した後にこすことで取り除くことができます。
2. ペースト状にする
蒸した緑豆をすりつぶし、なめらかなペーストにします。フードプロセッサーを使うと便利です。
3. 材料を混ぜる
鍋に緑豆ペーストを入れ、砂糖と油を加えながら弱火でじっくり練ります。このとき、焦がさないように注意しながら、均一に混ぜることが大切です。
4. 成形して乾燥させる
生地がまとまったら、型に入れて四角く整えます。冷めたら一口サイズにカットし、乾燥させて完成!
これで、バイン・ダウ・サインの独特な食感と風味が生まれます。
バイン・ダウ・サインと日本の和菓子の共通点
このお菓子を食べたとき、多くの日本人が「和菓子に似ている」と感じるのではないでしょうか?特に、きな粉を使った和菓子(きなこ棒、黄な粉ねじり)や、落雁、そばぼうろに近い印象を受けるかもしれません。

共通点
• 素材のシンプルさ:豆や穀物を主成分とし、甘味を加えた素朴な味わい
• 口の中で崩れる食感:粉っぽさがありながらも、舌の上で溶けるような独特の食感
• お茶との相性:緑茶との相性が抜群
一方、バイン・ダウ・サインは日本の和菓子に比べると油分が多めであり、その点が好みを分ける要因になっているようです。
最近のベトナム情勢とバイン・ダウ・サインの影響
ベトナムは近年、急速な経済成長を遂げています。特に、IT産業や製造業の発展が顕著で、多くの日本企業もベトナム市場に進出しています。
食品業界の変化
ベトナムの伝統菓子業界も変化しており、バイン・ダウ・サインの製造方法も近代化が進んでいます。かつては手作りが主流でしたが、現在は工場生産が増え、大量生産が可能になりました。また、パッケージデザインも洗練され、外国人向けのお土産としても人気が高まっています。
さらに、ベトナム国内では健康志向が高まり、砂糖や油分を抑えたバイン・ダウ・サインも登場しています。こうした変化は、日本の和菓子業界とも共通しており、ヘルシー志向の商品開発が進んでいることが分かります。
まとめ:バイン・ダウ・サインをお土産にするなら?
ベトナム旅行のお土産として、バイン・ダウ・サインは非常におすすめです!
選び方のポイント
• 有名ブランドを選ぶ:ハイズオン省の老舗メーカーの商品は品質が安定しています。
• 賞味期限を確認:油分が含まれているため、保存環境によっては風味が変わりやすいです。
• 個包装タイプを選ぶ:バラ売りよりも、個包装の方が持ち帰りやすく、衛生的です。
おすすめの食べ方
• 緑茶やほうじ茶のお茶請けに
• 砕いてアイスクリームのトッピングにする
• コーヒーやエスプレッソと合わせて楽しむ
バイン・ダウ・サインは、日本人の味覚にも合うお菓子なので、ベトナム旅行の際にはぜひ試してみてください!そして、異国の伝統菓子と和菓子の共通点を楽しみながら味わってみてはいかがでしょうか?
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