AIにより核融合技術が実現に近づいているーーそんなコラムを目にしました。
核融合といえば、「シムシティ2000」で公害の出ないバカ高い核融合発電所として登場したイメージしかありません。汗
実際には、太陽が放出する光や熱といったエネルギーが、水素の核融合により生じていますね。
そんな核融合なので、理論上はわずかな海水からガソリン数百リットル分ものエネルギーを作り出すことができるといわれています。
そこで、AIがどのようなかたちで核融合技術に貢献しているのか、ちょっと調べてみようと思いました。
AIにより化学反応シミュレーションに用いる変数を制御できる
どうも核融合試験をを理論的に計画する上で、ヒトでは思考が追いつかないビッグデータなシミュレーションが必要になりつつあるようです。
そこでAIが持つ強力な演算能力を活用し、より正確な予測を実現しようということです。
例えばこのトピックではAIの利点として、一次元出なくより多次元的な数理解析ができることを挙げています。
以下の記事をみると、TAEという会社がGoogleと提携しAIアルゴリズムを用いた核融合反応のシミュレーションを行なっているようです(2019年1月時点)。
以下の記事では、核融合の試験について解説ビデオがyoutubeで掲載されていますね。
「AIや機械学習、核融合エネルギーを取り巻くゴシップやステレオタイプを少しでも払拭して適性な目で検証してほしい」という目的で発信しているようです。
英語は全然わかんないけど、現実にこういう技術があるってことを正しく認識するのは大切だね。
ヒトへの悪影響に注意し、豊かな暮らしを与える技術であってほしい
単純にAIのイノベーションへの興味として調べましたが、核融合のリスクについてもよく考えておく必要があると感じました。
軍事利用も視野に入れているのでは?という論説も多く出てきましたし、高速中性子が大量に出るというといった技術そのものの危険性もあるようです。
そのようなリスクがあることを十分に考慮したうえで、リスクとベネフィットを比べて導入すべきという流れができたときに(既にできつつありますが)、どのような点に注意すべきか、あるいは本当にその判断が正しいかを議論できる知識を身につけておく必要がありそうです。
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