日本

遊休知美

宮崎の片隅、名もなきスーパーにて

旅の途中、宮崎市の郊外でふと目についたスーパーに立ち寄ることにした。派手な看板もなければ、特別な名物があるわけでもない。...
遊休知美

遥かなる温泉道

気がつくと、車のハンドルを握りながら、果てしなく続く田舎道を走っていた。どこへ向かっているのか、正直よく分からない。ただ...
遊休知美

青の絨毯を求めて

目覚ましの音に叩き起こされる。まだ夜の気配が残る窓の外を一瞥し、昨夜の自分を恨んだ。なぜ、早起きしようなどと思ったのか。...
遊休知美

白鷺の舞う城と、意外なる味覚の旅

姫路城の白さは、まるで神々の手によって磨き上げられたかのようだった。改修直後のその姿は、まさしく「白鷺城」の異名にふさわ...
遊休知美

ブーゲンビリアの南風

飛行機を降りると、肌にまとわりつくような温かな風が迎えてくれた。10月といえど、ここ宮崎では夏の名残がまだ色濃く漂ってい...
遊休知美

御在所ロープウェイの夕景──澄んだ空気とホットココア

ロープウェイのキャビンが静かに揺れる。眼下には山肌に張りつくような木々の影が長く伸び、遠く伊勢湾のほうまで淡く霞んでいる...
遊休知美

月とオルゴールの館:嵐山で出会った奇妙な紳士

嵐山の竹林を抜け、観光客が集う賑やかな通りから一本外れたところに、その館はあった。ひっそりと佇むその場所を訪れたのは、ま...
遊休知美

記憶の湖にうつるもの

ホテルの送迎バスに乗り込んだのは、松山駅からほど近い場所だった。温泉街へと向かう車内には、これからの滞在を楽しみにしてい...
遊休知美

新幹線での儀式

東京の喧騒を後にし、東海道新幹線「のぞみ7号」に乗り込んだのは、夕方が近づく頃だった。仕事の資料を詰め込んだ鞄の重さが、...
遊休知美

湖畔の木々の影

目が覚めると、木の香りがふわりと鼻腔をくすぐった。壁も天井も、すべてが温かみのある木材で覆われた空間だ。カーテンを開ける...